おかげさまで、当院は今年2019年2月に開院5周年を迎えます。

「地域医療に貢献したい」 という当初の理念が、多少なりとも実現できていれば喜ばしい限りです。何よりも患者様と共に歩んでこれたことに、心から感謝いたします。

開院5周年の節目にあたり、近況報告を交えてごあいさつ申し上げます。

これからも開院以来掲げてきた「誰からも信頼されるかかりつけ眼科医」を目指して精進を重ねてまいります。 

かかりつけ医

昨今では「かかりつけ薬局」や「かかりつけ医師」が推奨されているようです。

私も慢性疾患に関しては、同じ医師が見続ける方が変化に気づきやすいように思います。

さらに職業や趣味、生活習慣や行動パターンが分かれば、治療や薬剤の投与方法なども、より個人に最適化したものを選択できるのですが、こういった情報は1~2年で医師が交代していくような環境では継承されにくいです。

また、あってはならないことですが、進行の緩やかな疾患ですと、どうしても必要な指導に従っていただけない方などは、次の医師が何とかしてくれれば間に合うかな、と手綱を緩めてしまうこともあるかもしれません。

私などは10年後も診察させて頂いているわけですから、その時の病状を考えるとつい厳しい指導をしてしまうこともあります。これはこれで問題ですので反省、改善を続けさせていただきます。

白内障手術

白内障手術のレンズ選択なども、患者様の要望を聞くだけでなく、趣味や生活習慣などから適切なアドバイスをし、納得していただくことで、より満足度の高いものになると考えます。

しかし術式や症例により、術者が人工レンズの微調整を行うことは絶対に必要です。日常の診療、手術の方針決定と検査、実際の手術、その後の経過観察を複数で分担するのではなく、一人の医師が行うことが理想と思われますし、「かかりつけ医」という考えは当院の方針とも合致しているようです。

電子カルテ

開院当初より受診いただいている方のデータも5年分となりました。電子機器の進化によりさらに10年、20年と保存し、閲覧もすぐにできる環境となっております。

蓄積だけなら場所さえ確保できれば可能なのですが、以前のデータを素早く参照するというのは紙カルテでは難しいです。検査記録が増えるほど電子カルテの恩恵を実感しており、今後も患者様の利益になるものは取り入れる方針は変わりません。

先進医療実施医療機関

当院は間もなく「先進医療実施可能施設」の申請も認可される予定で、白内障手術の際に多焦点眼内レンズも選択いただけます。認可され次第、当ホームページでもご紹介いたします。

新しい技術はどんどん登場してきますので、導入するか否かを見極めるため、しっかり勉強する必要があります。学会出席による休診時にはご不便をおかけしますが、頑張っているな、と思っていただけるとありがたいです。

あと20年は精進を続け、先進技術にもついていけると思っておりますので、皆様から「もう辞めた方がいいのでは?」とお声がかかるまではしっかりつとめさせていただきます。

地域医療での役割分担

いわゆる大病院を否定するわけではありません。他の科との連携が必要な疾患、複数の眼科医を必要とする処置、特定機関でしか行えない処置などもありますし、適切にご紹介させていただきます。

医師の偏在による不足、それに伴う疲弊を減らすために、中小の医院の方が得意なものは引き受ける。しかし大きな病院での処置が必要な疾患を見逃さぬように更に精進していくこと、というのがかかりつけ医に課されているのだと考えております。


最低でも20年、皆様が許してくださるならもっと長い間かかりつけ医としてご利用いただければと思っております。これをもちまして、5周年のご挨拶とさせていただきます。